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自分のための幻覚

第5回DOS「祝祭の空に約束を」の覚え書き

 

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これははてブの仕様とわかりあえないのでとりあえず置いておくワンクッション

ネタバレしかない

 

さっくりまとめ
・無邪気な天使が似合うという自覚のある御手洗さん。伊集院さんといい御手洗さんといいJupiterさんの自己プロデュース力はヤバイ。
・この「読み合わせ」でのカチューシャ装着は御手洗さんによる伊集院さんの役が「悪魔みたいだね」という表示なのでは? チェンジ前絵が天ヶ瀬さんが幻想展でも撮影コーナーではなく何かのパネルだったのに対し伊集院さんがカチューシャをつけたこの場面のだったこと。
DOS御手洗さんのチェンジ前が天ヶ瀬さんの写メはおろか私物のスマホまでめちゃくちゃ見せつけながら営業に現れてくるのある意味ホアキンよりやべぇ
・Jupiterさんの見学と役理解パートでは、世界観を掴む話はしていたけれど、DOS恒例でF-LAGSさんはやっていた役の内面や気持ちの理解や、今までのDOSにあった信念の理解という話はしていなかった気がする。つまりJupiterさんは内面掘り下げパートを経ずに完璧にこなしている。この、役を。引き出しが恐ろしい。
・約束を守る天ヶ瀬さん
・兜さんの作業に打ち込むことで力が湧くことと一希さんの気持ちが和らぐこと
・「大切な友達」というタイトルがすごい
・正体を明かさないことで却ってカルメロは過去に縛られていたのだが、織り込み済みなのだろうか?
ホアキンが果たせない約束を結ばせたりはしないと言って申し出た助けはなぜ死後の世界の世界滞在だった? 最終的にこうなれば約束は果たされるとはいっても、アーダが隣にいるということを知っていたのになぜ死後の世界見学を許した? 死後の世界にもアーダがいないことを自分の目で確かめ諦めさせるため?
・アーダの魂があるべき場所とは(一番したの「おわり」に掲載)
 
 
本文
 ほぼここすきポイントの恣意的な切り取りと箇条書きメモ。あとJupiterさんもそうですがF-LAGSさんの解像度が本当に低い。
ネタバレしかない。カード台詞バレもめちゃくちゃある。
 
【01・02】舞台のためにできること
 一希さんのめでたしめでたしで終わり始まる物語。
 恒例の内容の確認と称した設定説明パートだ。伊集院さんは死神という文字がちょっと怖いらしい。兜さんと御手洗さんとダンスの温度感にステ時空を感じる(ほぼエアプ)。御手洗さんは天使と悪魔について、僕なら天使もいけるとするが、翔太は悪魔のほうが似合っていると返す天ヶ瀬さん。そうだね、国民的弟より小悪魔って言ってたね。無邪気な天使が似合うという自覚のある御手洗さん。伊集院さんといい御手洗さんといいJupiterさんの自己プロデュース力はヤバイ。
 
【03・04】ファンタジーの世界へ
 Jupiterさんの仕事終わり。もう休みだけど読み合わせをしようかというところで幻想世界展のポスターが目に留まる。いつもの見学パートだ。御手洗さんはグッズを使える撮影コーナーで、天ヶ瀬さんに悪魔の角、伊集院さんに死神のようなマントを付けて、自分は天使の輪をつける。どうしても翔太は悪魔という突っ込みに余念のない天ヶ瀬さん。そういえばたこ焼きの奢り結局したのかな。
 
【05・06】3人の挑戦
 秋月さんの家に集合したF-LAGSさん。木工細工とカルメロの掘り下げをしているらしい。時間がかかっているそうだが、カード絵では一希さんが完成させているところと、兜さんが始めかけらしきところが描かれている。一希さんがハイペースなのか、兜さんがハイペースで2枚目に取りかかっているのかはわからなかった。兜さんの作業スペースにゴミがないから前者?
 役の内面の理解。仕事に熱中する間は気持ちが和らいだのかもという考察から過去のつらい思い出という理解に繋がるところがF-LAGSさんらしい気がする。カルメロにとっての友人は一希さんにとってのユニットメンバーのように支えてくれて前に進む存在という解釈が語られる。形は違えどカルメロの背中を押して手を引いた二人。
 
【07・08】勉強の時間も楽しく
 天ヶ瀬さんの家に集合したJupiterさん。秋月さんも天ヶ瀬さんも植物を枯らしていないのがえらい。御手洗さんは悪魔のカチューシャを購入していたらしい。伊集院さんにつける。Jupiterみんな悪魔になったね。
 というか、この「読み合わせ」でのカチューシャ装着は御手洗さんによる役が「悪魔みたいだね」という意味なのでは? チェンジ前絵が天ヶ瀬さんが幻想展でも撮影コーナーではなく何かのパネルだったのに対し伊集院さんがカチューシャをつけたこの場面のものだったこと。
 天ヶ瀬さんのスマホをずっといじる上に待ち受けを変える御手洗さん。そう、DOS御手洗さんの立ち絵のスマホは天ヶ瀬さんのものだ。知らなかった。ただでさえ天ヶ瀬さんの写真を営業中だろうとなんだろうと見せつけてきた御手洗さんだが、スマホそのものが天ヶ瀬さんの私物。Why ある種チェンジ後のホアキンよりたちが悪い……いややっぱあいつが一番たちが悪い。ぐぐぐ 好きだ……
 Jupiterさんの見学と役理解パートでは、世界観を掴む話はしていたけれど、役の内面や気持ちの理解や今までのDOSにあった信念の理解という話はしていなかった気がする。つまりJupiterさんはそれぞれの役を掴むのに苦労していない。この、役を。お前 ホ
 奢りは結局していたらしい。流れ的になぁなぁになってもおかしくなかったのに天ヶ瀬さんは律儀に約束を守っている。
 
【09・10】仲間への想いを込めて
 本番が近づいてきた日の稽古だが、Jupiterさんは他の仕事で欠席らしい。プロデューサーさん(ボス)を通じて、御手洗さんが買ってきた天使の羽の小道具が投入された。
 兜さんはダリオの気持ちを知るためにフラワーアレンジメントに挑戦したらしい。喜んでもらうためだと思うと力が湧くことから友達思いな理由を理解したとか。兜さんの作業に打ち込むことで力が湧くことと一希さんの気持ちが和らぐこと。対照的だ。喜ぶ顔が見たいと時間をかけられること。信じられることは強い。
 
【11・12】祝祭の日の出会い
 舞台の始まり。幽霊が戻っているかはわからずに楽しむ人々とお盆的な祭。人ならざるものが見える青年、カルメロには身内も友達もいない上に帰ってきてほしい人が帰ってこない祭でやることはない。友人がいなければ作ればいい、一緒に祭を楽しめば友達になれるという自称守護聖霊のトマス。
 そこに花屋の息子、ダリオがやってきて、カルメロを祭に誘う。友達がいて安心した様子のトマス。カルメロは世話焼きな2人に押されただけという認識。すると突然100年に1度クラスのキラキラした魂だと言いカルメロを仲間にしたがるふたりが現れる。
 カルメロ、身内がいないと言っているし両親が見えたという話聞かないし生きていてあえてということなんだろうな……あらすじを見れば多くのオタクがピンとくるので問題はないと思うが、イベントトップで天ヶ瀬さん演じるトマスが亡くなった友人であることがばっちり載っているのはいいんだろうか?
 この章なんかひっかかったところがあったけど横でPP垂れ流し(なんで?)ていたら忘れたらしい。
 
【13・14】もう1つの世界の住人
 自分の姿が見えていることに驚く天使のリコと悪魔のシモン。トマスのことは眼中にない様子。リコの手によってダリオにも異なる世界の住人が見えるようになる。天使と悪魔はすぐに認識されるが、トマスは仮面の不審者呼ばわりされる。
 多分トマスの格好は祝祭用の仮装だと思うのだけどそんな不審か? 不審か。突然現れたし。そもそも勝手に祝祭の服だと思っていたけど民族衣装的なものの可能性あるな……霊がわざわざ服着替えるのかって疑問もあるし。
 トマスはれっきとした守護聖霊と名乗るのだが、初めて見る種類だと言われてしまう。カルメロは天使になるか悪魔になるか決めるという2人に勝手に決めるなというトマス。そこに死神ホアキンがやってくる。リコとシモンは仕事を抜け出しており、見咎められたそうだ。悪い子をお仕置きするよい神様を自称している。
 カルメロを天使か悪魔にしたがり、しなければもったいないという2人に対しカルメロが望まないのに死後の行く先を決めるのはだめだけど当人が望むならよいというホアキン。よい神様だから「誰かの願いはできる限り叶えてあげたい」とか。魂のあるべき場所 とは

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ここすき。オタクはこの手のセリフに弱い(主語全体化)。

 
【15・16】願いと約束
 天使と悪魔の働きによって魂は浄化され無垢に戻り転生するという。穏やかに暮らす天使とわいわい暮らす悪魔。どちらに興味があるかといわれても突然でわからないというカルメロに、リコは願いを叶えたほうの仲間にならないかと取引を持ちかける。2人がカルメロの話を聞かず盛り上がるのを諭すホアキンだが、カルメロに願いがあるのではないかと促す。
 出会ったばかりで不躾だというトマスや死後や魂の話を簡単に決めていいのかというダリオを悪気はなさそうだと制し、ホアキンに死んだあとどうなっても叶えたい願いがあると切り出すカルメロ。シモンかリコの力によって願いが叶えられたら魂の行く先は彼らにゆだねられるという『約束』を結ぶ4人。
 まだダリオがそこまでカルメロの中に根づいていない。青年が突然何かと喋り始め天使と悪魔と守護聖霊が突然あらわれたというのに一瞬困惑はしても気味悪がりはしなかったという事実におそらくカルメロがまだ気づけていない。カルメロも驚き困惑しているからとは思うが……
 
【17・18】不思議な旅へ
 たった一人の友人アーダにもう一度会いたいという願いを受け、みんな帰ってきているのだから彼を先に見つけたほうが勝ちというリコとシモン。アーダは一度も帰ってきたことがないというカルメロに、ダリオは昔から不思議なものが見えていたのかと聞く。カルメロはそれを打ち明け、だから祭りの日が嫌いと零す。リコとシモン曰く、死後の世界が快適で帰ってこないものもいるようで、そちらにいないか探しに行くことになった。ダリオの想いが全く届いていないのが切ない。
 アーダがどんなやつかわかるのかと突っ込むが果たせないような約束を結ばせたりはしないと助けを名乗り出るホアキン。カルメロに死後の世界を訪れる権利を与えると言い出す。カルメロにを守るため俺たちも連れていけというトマスとダリオに、約束が果たされるところを見る権利があるといい同行を認める。
 カルメロのことを想っている人がいるのに友達はたった一人って言われる側(ダリオ)も見る(トマス)のも辛そうだけどどうなんだろう。ボイスと表情差分が欲しい。 
 
【19・20】友達を探して
 トマスは死後の世界に来たことがない霊。
 カルメロは死後の世界にまでついてきたダリオの気持ちを確かめる。不思議な力は楽しそうだし店をサボって怒られるほうが怖いとおどけてみせるダリオ。魂は数日で転生することもあれば100年経つこともあるとききアーダがここにいるかもしれないと思うカルメロ。アーダは歌も踊りも好きで、どこにいてもおかしくはない。
 
【21・22】伝えるべきこと
 シモンは実質BACK FLIP☆EMOTION。悪魔の方にも行ってみて、死後の世界も楽しそうと思ったが、アーダはいないということでホアキンの待つ元の世界に戻ってくる一行。もし生まれ変わっていたとしても、行く先を教えることはできないというルールがあるという。
 カルメロを見ているともやもやするからホアキンはなんとかできないのかと寄るが、ルールだからと断る。カルメロはアーダが生まれ変わって人生を歩んでいるかもしれないことがわかったからもう十分と言いかけるが、トマスが遮る。
 天使や悪魔は生まれ変わらないらしい。描写を見るに元は人間っぽいけど、とにかく天使か悪魔かに魂の行く先を委ねるということはもしアーダが生まれ変わっていた場合彼がまた死なない限り二度と会えないことを意味する。
 
【23・24】大切な友達
 ア~~~~~~~なんてタイトルなんだ……こういういくつかの意味に取ることができるタイトル大好物だ。「友達を探して」もカルメロとダリオの会話からして友達(になる道)を探してとかそういうニュアンスになるかもしれない。
 仮面の下。面影と言っているが幽霊にも外見の成長ってあるのだろうか。あるいは経験で顔付きが変わったか。ずっとそばにいたならカルメロの会いたい思いもわかってたんじゃないのかと詰め寄るダリオ。ホアキンはアーダくんとわたしの『秘密の約束』という。死んでしまった人が生きている人をいつまでも過去に縛りつけるのは死んだ人のわがままなので正体を明かしてはいけない。
 秘密の約束を交わした過去回想。死んじゃったのか、という言葉選び。半ばわかっていたような受け入れの言い方。アーダが夭折するとき何があった?
 正体を明かさないことで却ってカルメロは過去に縛られていたのだが、織り込み済みなのだろうか?
 それぞれカルメロのことを思うが故に強い言葉を浴びせていたアーダとダリオの誤解は解け、アーダはカルメロに前を向いて生きてほしいという。受け入れてもらえるかわからないから前に進めないというところでアーダに諭されダリオを受け入れた。 けれどアーダは約束を破ったので罪を償うという。死後の世界のルールを犯したから。
 ホアキンが果たせない約束を結ばせたりはしないと言っていたのがここに響いてくる。最終的にこうなれば約束は果たされるとはいっても、アーダが隣にいるということを知っていたのになぜ死後の世界見学を許した? 死後の世界にもアーダがいないことを自分の目で確かめ諦めさせるため?
 
【25・26】別れの先にある『今』
 アーダの受ける罰、魂の消滅についていくらなんでもと抗議するリコとシモン。けれど死後の世界ではホアキンは絶対だ。ダリオが割り込む。アーダのそれは別に死者の生者を縛り付けるわがままではない。リコとシモンもそれに加勢し、ホアキンは裁定を魂の消滅ではなく世界に連れていくだけとした。そして生者の世界に帰ることはできないという新たな約束を結ばせる。言うべきことはもう言ったというアーダと、アーダが元気でいてくれるなら構わないというカルメロ。ホアキンは魂をあるべき場所に運ぶのが死神の役目だという。(一度は消滅の裁定を下したのに)
 加えて、カルメロを死後の世界に連れていってもいいとするがカルメロはアーダの生きろという願いと、残しては行けない友達を理由に断る。06,07での一希さんの解釈が活きている。我々も行こうかというところでアーダがカルメロにダリオとともにおれの分まで生きてくれと願いをかけて舞台が明滅・暗転する。
 暗転した舞台で、アーダがホアキンになぜ2回も助けたのか問う。結末が不満なら今すぐ罰を与えてもいいと誤魔化すが、昔、似たようなことがあったとだけ答えた。
 根拠はないけど、友人を亡くして2度と帰ってこなかったのだと思う。それでアーダに希望をかけた。
 シーンは再び生者の世界へ戻る。アーダはカルメロの中に息づいている。今度はカルメロがダリオを祭りに誘った。友達と祭りを楽しむために。
 
【27・28】素敵な結末を迎えて
 千秋楽を終えた6人を初版本を携えたプロデューサーが迎えた。初版にのみあったエピローグでは、カルメロとアーダはずっと友人で、カルメロは結婚のとき街の人々に祝福されるほどうちとけたという。そして生まれた子はアーダ似だった。伊集院さんは今回の舞台のエンディングのほうがカルメロの未来が想像できるから好きだという。天ヶ瀬さんはどっちもいいけどもし次があるなら初版のエピソードも入れたいとのこと。
 
 
おわり
 「素敵な結末を迎えて」だ。カルメロ・ダリオ・アーダの青年たちの美しき物語も、なんだかんだで善良な天使と悪魔も、そしてシステムなのか個人なのか定かではない死神もすべてにとって素敵なものであってほしい。何かを託し生きろということばが呪いにならない。こんな美しいことがあるだろうか。
 まるで呪いのようなことだが本人は呪いのつもりがないし実際呪いの力にならないというのは天ヶ瀬さんに似ている気がする。(サイメモ記事参照)
 
 ホアキンの絵に……向き合います……伊集院さんは初版エピローグより舞台版のほうが好きだという。イベストで述べている理由は違うが、拡大解釈すれば、アーダの生まれ変わりが起こらない世界線だ。彼は永遠に死後の世界にいる。
 これは妄言(これまでもこれからも全部そう)なのだが、今回の絵で唯一「こちら」を見ている気がする。リコ&シモン&アーダ/トマスはカルメロ向けだろうし、カルメロとダリオが相互だ。けれどセリフは生と死の境界を越えんとするものへ約束を持ちかけるもの。イベスト内から当てはめるのならばアーダがホアキンと最初の約束を交わしたシーンなのだが、私は違うと思う。というか、そうであってほしくない。だって、守護聖霊としてカルメロと過ごした時間の裏にこんな目を隠されて口がだらりと開いて手を弱々しく添えてしまっているような情念のシーンがあるとすればなんと冒涜的なことだろうか。けれど、だからこそ、ホアキンの絵にある種の美しさを覚えるのかもしれない。話が逸れた。これは本編終了後、また別の生と死の境界をどうにかしようとするものが現れたシーンではないだろうか? だからやや挑戦的な表情で約束を持ちかけながら「こちら」特定のキャラクターではない何かを見ている。なぜかアーダを抱え込んでいる。いや全然わからんほんとに本編前なんですかこれ!? NTR(概念)じゃん
 まぁこんなにホアキンの絵に狂っていますが私は今回のDOSで宗教画1つ選べっていわれたら9fくらい悩んでチェンジ後天ヶ瀬冬馬さんを選びますけどね!!! 献身と魂の消滅(未遂)、仮面、群青、夕暮れ! 何より最高に凛々しい!!!!! 315~~~~! 眠いもうだめ
死神から守護聖霊への矢印「?」

 私はこの答えを「希望」で提出する。ホアキンは魂をあるべきところに運ぶ役割を負って、アーダの魂を消滅させようとした。仮面を外した彼の。撤回したとはいえ、アーダのあるべきところが消滅であれということを示していないか? ホアキンは奮闘するアーダが見たかったのであって満足してしまった彼は見たくない、認めないという風にはとることができないだろうか。

 Jupiterさんにエムステ恒例の役の理解を深めるパートに内面の話がなかった、意味。
私は天ヶ瀬冬馬の概念を殺す北斗の幻覚を無限に見ていたので「そう」だと思ってしまう。天ヶ瀬冬馬概念を消滅させようとする伊集院北斗概念の公式供給は語り継いでいかねばならない
 
翌日追記:ホアキンの絵
 湿り気の無い方向に解釈するなら、トマスをアーダではなくしている場面だろう。アーダが亡くなったのは10年前だ。青年の見た目をしているはずがない。それに、10年間顔を見ていなかっただけなら「面影」という表現が出てくるのはおかしい。本文では幽霊も成長するのかとかなんか言っていたが、ホアキンが死者の正体を明かしてはいけないというルールのためにアーダの外見を成長させたということはないだろうか? だからトマスはぽやんとしているし、手はだらりとしているのではなく急に大きくなったのでずり落ちている最中ということになる。景色が突然変わることになるから、目を隠している。幽霊とか魂とかの姿形の話はよくわからないけど、とりあえず死んだ段階での姿を保持するものとして。正直これだとホアキンがこちらに向かってをキメ顔をしているのはどうしてという話になるが、こうでもしないとマジで公式が一番ヤバイ以外の結論が出せない。本稿で出してる想像全部突っ込みどころあるから多分本当に公式がヤバイんだろうな……
 
追記の追記
 よく見たら背景に町があった。ますますどこのシーンかわからない。えっ公の場なんですかこれ!? 多分事が終わって死後の世界に帰るところ……なのだろうか。アーダが何故助けたのかをホアキンに聞いたとき、舞台は暗転していた。あの暗転をホアキンがアーダの目をふさいでいたことの表現と捉える。
いやこんな見せつけるような顔をしながら帰ったんですか!?